少子高齢化と人手不足により、日本のホテルが高騰し続けている。東京はとくに深刻で1泊2万円でも小さな部屋になることがしばしば。
昨今はウクライナ情勢や円安の影響も相まって燃油価格も割高。もはや「旅行なんてできない」と考える人もいるだろう。
そこで検討したいのが「Mariott Vonvoy AMEX Premium(以下マリオットカード)」で、買い物で貯めたポイントを使えばホテルも飛行機も全部無料。
今回はマリオットカードの魅力とデメリットを存分にご紹介したい。
なお同カードは調べると沢山出てくるので、細かい前提条件は飛ばして本題から入っていく。
1年で400万円使うと豪華特典
マリオットカードは米国大手ホテルチェーン「マリオット」社が展開するクレジットカードで、年会費49,500円のAMEXブランド。
還元率は100円=3ポイントで、貯めると国内外のマリオット系列ホテルに無料宿泊できる。
物価の安い国を選べば1泊1万ポイントで豪華ホテルに泊まれるため、3万ポイント(100万円のカード利用)で3連泊も不可能ではない。
そして年間400万円の決済をするとプラチナエリート・ステータスが付与され、素泊まりでも豪華朝食が無料になる。
またラウンジ併設のホテルでは、夕方以降の軽食やアルコールも無料。素泊まりのホテル体験を最高レベルに引き上げてくれる。
他にも16時のレイトチェックアウト利用、眺望の良い部屋へのアップグレード、アーリーチェックインといった特典付き。
本来、プラチナエリートは年間50泊しないと得られないステータス。それが年間400万円のカード利用で得られるのは有り難い。
飛行機のマイルにも交換できる
さらにマリオットポイントは、主要航空会社のマイルに移行可能。ホテル無料宿泊で余ったら航空券にも交換できるわけだ。
しかもJALやANAといった特定の航空会社だけでなく、世界の幅広い航空会社を網羅しているため使い道が豊富。
まずJALポイントにしてZIP AIRチケットにしたり、ANAマイルに移行してピーチ航空便を取得したり。
ユナイテッド航空マイルに移行してANA国際線をお得にゲットするか、マイルの知識を駆使しながら楽しい旅行プランを立てられる。
しかもマイル還元率は1%なのだが、6万ポイント毎に交換すれば1.25%に底上げ可能。
これはJALやANAの一般カード還元率を上回っており、400万円の決済をすれば韓国くらいの往復はできるはず。
もちろん沢山貯めればビジネスクラス・ファーストクラスも視野に入ってくるから、コツコツ貯めるのも楽しいだろう。
デメリットは「通帳の刑」
このように、日々の生活をマリオットカードで決済すれば豪華ホテルに無料宿泊したり、乗りたい飛行機の航空券に交換できる。
150万円使えば翌年には5万円分の無料宿泊券がもらえるため、高い年会費も気にならない程お得。
デメリットがあるとすればAMEX特有の「通帳の刑」と言われる現象だ。具体的には高額商品を購入すると急にカードが利用停止されることがある。
その後、AMEXから電話がかかってきて資産状況を提出するよう求められるのだ。筆者も昨年11月に喰らってしまい、カードが使えない間は不便を強いられた。
定期預金の通帳、パスポートコピー、証券口座等を見せたら無事に解除されたが、あまりに失礼と言わざるを得ないだろう。
これはマリオットではなくAMEXの性質なので避けられないが、それを除けば特典に優れたカードであり、旅人には必須と言っても過言ではない。
もしこの春にカード作成を検討している人がいれば候補の1つに入れてみたい。
リンク:マリオット
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