ANAのマイルは特典航空券が取りにくいという話をしてきた。とりわけ国際線は深刻で、ユナイテッド航空を使う手段もご紹介している。
今回はもう1つの選択肢としてピーチ航空を使う方法、さらに同社クレジットカードを活用した航空券取得方法をご紹介したい。
ANAマイルを移行可能できる
ピーチ航空はANAグループ傘下のLCCで、国内線のみならずアジア諸国への国際線も展開している。
ピーチ航空:https://www.flypeach.com/
筆者も大阪・バンコク間をよく利用するが、広々とした座席、充実した有料機内食、サービスレベルで申し分ない品質だ。
そして注目したいのがANAマイルをピーチポイントに移行できる点。
90%レートにはなるが、4500マイルもあれば東京・大阪間が片道タダになる。
ANAマイルで国際線を取るのが難しいため、東京・ソウル間、大阪・バンコク間等をポイントで取得するのも手段である。
交換するマイルが微妙に足りない場合、ピーチ航空のクレジットカードをうまく活用すればポイントが一気に貯まりそうだ。
クレジットカードは最大2.8%還元
同社カードには「ベーシック会員」と「プレミアム会員」の2種類が用意されていて、ベーシック会員なら年会費無料で申し込み可能。
年間50万円決済すれば合計14,000円分のピーチポイントが獲得可能。この場合の還元率は1.3%。
もう1つのプレミアム会員は年会費5,500円で、JCBブランドで年間50万円の決済すると合計14,000ポイント獲得できる。
還元率にして2.8%、14,000ポイントあれば国内線の往復はもちろん、羽田発ソウル行きの片道まで視野に入るのだ。
100~200万円といった高額決済ではなく、50万円という現実的な目標が魅力的ではないだろうか。
他にもカード会員限定で年2~4回の航空券セールが開催されたり、機内飲食が10%OFFになったりと魅力的な特典がそろう。
このように余っているANAマイルとピーチカードを併用すればフライトの選択肢が広がりそうだ。
50万円未満は還元率が低い
デメリットは通常の還元率が著しく低いこと。ベーシック会員の場合、年間50万円の利用がなければ還元率は0.5%。
ボーナスポイント4,000円分の威力を得ることができず、これでは還元率1%のANAカードの方がマシである。
ピーチ航空:https://www.flypeach.com/um/specials/peach_card
プレミアム会員はJCBを選べば還元率0.8%にアップするが、やはり50万円に満たないとボーナスポイントが貰うことができない。
従ってカードを作成する場合は50万円を確実に決済する予定がある人にお勧めだ。
国内外問わずANAマイルで特典航空券が取りにくい今、2024年はピーチ航空を併用してタダで航空券を取る作戦を立ててみよう。
リンク:ピーチ航空
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