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もうタイには住めない?バンコクの物価が東京を超えはじめた件

海外移住・2拠点生活

7ヶ月ぶりにタイの首都バンコクに来たら度肝を抜かれた。物価が上がっていることに加え、行きすぎた円安の影響であらゆる物の値段が跳ね上がっていたのだ。

それもそのはず。バーツの価値は筆者が住んでいた4円時代(2022年8月〜2024年7月)から25%上昇。さらにタイ国内のインフレだって進んでいる。

2021年から比べると円は50%下落した

その結果、バンコク中心部の物価が東京を越え始めたのである。あんなに安いイメージだったのに「今からでも住めるだろうか」と深く考え込んでしまった。

では何がどれくらい値上がりしたのか、今からでも住めるのか解説したい。

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ノマド天国ではなくなった

まず度肝を抜かされたのが喫茶店である。ノマド天国とも言われるタイはお洒落なカフェが多く、パソコンを持ち込んで仕事をする外国人も多い。

筆者も住んでいた頃はよく通ったもので、コーヒー1杯を70〜80バーツ(280円〜320円)で飲むことができた。しかし今回驚いたのは1杯100バーツを取るお店が増えたこと。円安の加速で1杯500円が普通になっている。

さらに深刻なのがスターバックス。中心部には50メートル置きに店舗が並び、東京よりも賑わいを見せている。しかし現在コーヒー1杯の価格は120バーツ(610円)。

画像は1バーツ3.7円の2022年時点。1杯425円だった

これは衝撃ではないだろうか。フラペチーノを頼めば1杯700〜900円になってしまう。

ちなみにコーヒー1杯は日本のCafe VELOCEで350円〜、ドトールコーヒーで280円〜、スターバックスで385円〜(2026年1月時点)

タイ人に人気の「Cafe Amazon」ならまだ割安だが、それでも日本のドトールコーヒーよりは高い。もはやノマド天国どころか、日本で仕事していた方が安いのである。

マッサージ料金が高騰

さらに驚いたのはマッサージ屋である。筆者が移住した2022年当時、90分 400バーツ(1600円)のお店によく通っていた。

毎週通っても月6,400円。ちょっと疲れたら駆け込んでいたのを覚えている。

しかし久しぶりに来たら横転。なんと90分800バーツになっていた。しかも1バーツ5円だから90分4000円。4年前の2.5倍である。

このお店はインバウンド顧客向けで割高なのだが、ローカルの人が通う周辺の相場もバッチリ上がっていた。これでお客さんが入り続けているのだから素晴らしい。そのうち日本と変わらなくなるのではないだろうか。

食事も日本より高い

ファストフードやレストランは日本を超え始めている。サイアム地区のマクドナルドでチーズバーガーセットを頼んだら180バーツ(900円)だった。

日本と異なり店舗によって価格がさまざま。この店舗はLサイズしかなかったものの、Mサイズが選べる店舗なら800円くらいだろうか。

ちなみに日本マクドナルド公式サイトによると、ほとんどのセットメニュー(Mサイズ)が900円以下。

誰もが気軽に通えるマクドナルドに支払う価格はもはやタイ人の方が上なのだ。

他にもバンコクの大戸屋で唐揚げ定食を頼んだら307バーツ(1,560円)だった。

東京池袋店のメニューを参照したら同等のセットが960円〜1,230円。このまま円安が進むと500円以上の差が出てくると思われる。

しかもタイは日本のように水道水を飲むことができない。飲食店では基本的に有料のため、お水を買えば20バーツ(100円)くらい高くなるのだ。

外食は日本と変わらない印象を持っていたが、この円安と物価高ではっきりした。カフェも外食も総じて日本よりも高い。

ローカル価格はまだ安い

ここまで高騰したものを挙げてきたが、全国のコンビニはまだまだ安かった。お弁当は225円〜350円。

カップ麺70〜100円、菓子パン75〜200円、ヨーグルト系50〜100円。

ショッピングモールのフードコートも安いところは1皿175円〜250円で食べられる。

店舗やスタッフを抱えないお店、チェーン展開ではなく個人経営のお店は安い傾向にある。ただし以前のように何でも安いということはない。

今からでもタイ移住はできる?

わりと悲しいことを書いてきたが、もちろんそれなりの月収があれば今からでもタイ移住はできる。長期ビザ取得は諸外国に比べてハードルが低く、月10万円でプール・ジム付きのコンドミニアムが借りられる。

筆者が借りていた19,000バーツ(当時72,000円)の部屋は現在のレートで95,000円。

東京では考えられない暮らしができるはず。郊外を選べば5万円でも同等の物件を借りられるだろう。ただし、ここまで見てきたように「物価が安い国」という認識は捨てなければならない。

というのも考えてみてほしい。FIREした資産1億円の夫婦が2020年に移住してきたとしよう。年間400万円の金利収入のうち300万円で暮らしながら、年間100万円を貯金することができたとする。

しかし5年後、円はバーツに対して50%下落。生活費は450万円に跳ね上がり、100万円を貯金するどころかマイナス50万円となっているのだ。

1億円の価値だって実質5,000万円に目減りしている。「物価が安い国に住む」という前提条件が覆され、5年前とは心境がまったく異なるはず。

安心して暮らすにはタイの日本法人で働きながらバーツ建でお給料をもらうことがお勧め。

日本人の最低賃金は50,000バーツ(25万4,000円)と決まっており、賃上げが続けば円建てで豊かになれるはず。

資産防衛しないと終わる

ニュースではドル円ばかり報道されているが足元ではドル以外の通貨に対してもかつてない円安が進行している。

ユーロ、スイスフラン、英ポンド、シンガポールドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、香港ドル、人民元、そしてタイバーツだ。

Screenshot

このままでは「物価の安い国に移住する」という選択肢がなくなり、冗談抜きで「日本にいるのが一番安い」という話になりかねない。

そうならないためにも、まずは所得を大幅に上げなければならない。さらに外貨を稼ぐ手段を見つけたり、利回りの期待できる金融商品に投資するなど資産防衛をすることが急務だ。日本にいると実感しにくいが、このままではますます貧しくなる。

高市政権が衆議院選挙で大勝すればばら撒き政策によるインフレが加速し、ドル円は本当に165円を突破するかもしれない。

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