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昨今、経済的自立を指すFIRE(Financial Independence Retire Eary)という言葉が盛んに用いられるようになってきた。
金融商品の利息や配当金だけで生活する考え方で、例えば1億円を5%利回りで運用すれば配当金が500万円。
税金を引いた400万円だけで生活すれば資産は目減りせず、働かずなくても生きていけそうだ。ただし1億円というのは気が遠い。
そこで今回は経済的自立の1つである「コーストFIRE」をご紹介したい。
40歳までに800万円貯めればOK
結論から書くとコーストFIREは「早い段階で老後資金を蓄えておく」ことで、40歳までに800万円あれば十分とも言われている。
65歳退職を仮定した場合、40歳の時点から800万円を運用すれば25年間(利回り6%)で3,433万円まで膨れ上がる。
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年金だけでは生活できないと言われる中、潤沢な資金を持って老後を迎えることができるのだ。
つまり800万円達成したら貯金せず、稼いだお金は美味しい物を食べたり、欲しい物に使ってもOKなのである。
FIREの話題では「1億円貯めるのは難しい」という声が聞こえてくるが、800万円なら実現できる可能性がぐんと上がってくる。
働き続けることが前提となる
ただし通常のFIREとは異なり、定年まで働き続けることが条件になる。
資産の一部を崩しながら副業で生活するサイドFIREであれば、月10万円を稼ぐだけで暮らせる人もいるだろう。
しかしコーストFIREは資産に手を付けない事が条件になるため、月20万円で生活している人は手取り20万円の仕事が必要になる。
この点を留意すれば老後の心配をする必要がなく、余った手取りはすべて自由に使っていい。こうした考えもありかもしれない。
どうやって貯めればいい?
では40歳までに800万円を貯める試算をしてみよう。現時点で20歳の人は40歳までに毎月2万円を積み立てるだけでOK。
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投資商品は米国S&P500指数への投資を想定。余裕のある人は3万円の積立で1,000万円が見えてくる。
現在25歳の場合は月30,000円の積立でOK。30歳だとちょっとハードルが上がり、貯金なしの場合は月52,000円が必要だ。
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つまり若ければ若い程有利で、一刻も早く始めた人が有利になる仕組みなのだ。
30代でも貯金があれば目標金額は下げられるし、目標設定を40歳→45歳、50歳と微調整すれば何も悲観することはないだろう。
ちなみにまだ積立投資を始めていない人は楽天証券がお勧め。口座開設して5万円入金すると14,500ポイント貰えて超お得だ。
今年から新NISAも始まったことだし、着実に資産形成をしていきたい。
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