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変わるキャッシュレスの勢力図。「Suica」で支払うと損する時代が来た?【解説】

金融・カード

キャッシュレスの代表格といえば「Suica」一択の時代があった。

クレジットカードでチャージすればポイントも付与されるため、Suicaさえ使えればOKという風潮すらあった。

ところが最近になってSuicaチャージによるポイント付与が見直されつつあり、Suicaで払ってもお得にならないケースが相次いでいる。

この現象、単純にポイント分がお得だとか損だとかいう話ではない。Suicaそのものが急速に廃れる原因になるかもしれない。

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2023年以降、急速に条件悪化

Suicaチャージのポイント廃止で騒ぎになったのは2023年のエポスカード大改悪であろう。

それまでエポスゴールド・プラチナカードは条件を満たすとSuicaチャージで常時1.5%貰えていた。

エポスカードの還元率は0.5%であることから、クレカが使えるお店でもSuicaで支払いたくなる環境があったわけだ。

ところが2023年9月以降、エポスはSuicaチャージによるポイント付与を廃止。こうなると0.5%でも一クレカで払った方がお得になる。

また、この頃を機に複数のカード会社がSuicaチャージのポイント対象外を発表。

・アプラスカード 2023年11月6日以降

・ファミペイバーチャルカード 2023年8月以降

・SMBCデビット 2024年4月1日以降

・セゾンマイレージプラス 2024年10月4日以降

現在もポイント付与されるクレカは存在するものの、JREカード以外は1%未満が多くSuica支払いの旨味はすっかり消滅した。

さらに追い打ちをかけたのがKyash、Toyota Walletの改悪。Suicaチャージを出口としたポイント戦略はことごとく塞がれてしまったのだ。

もはやSuicaは時代遅れ

もし読者の方で無意識にSuicaチャージをしている人は、一度ポイント付与の有無を見直した方がいいだろう。

Suicaチャージでポイントが付かないのなら、1%還元のクレジットカードで払ったほうが断然お得だ。

最近はタッチ決済が使えるお店が増えており、暗証番号を入力したりサインする手間なく気軽に使えるようになってきた。

2024年には東京メトロでもタッチ決済による地下鉄乗車に対応予定で、もはやJRだけが頑なにSuicaを続けている状態だ。

しかも半導体不足を理由にSuicaカードの新規販売を停止しており、世界に誇れるはずの技術がいつの間にか周回遅れになっている。

日本は都市部を中心に通勤ラッシュが凄まじく、急に無くなることはないだろう。

しかし次の10年を担う技術にはなりえず、どこかのタイミングでフェードアウトすることは間違いなさそうだ。

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