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楽天モバイル、株主優待で携帯電話料金が0円。デメリットやリスクは??【解説】

資産形成

楽天グループが発表した株主優待が大きな注目を集め、週明けの株価は大きく上昇している。

優待は楽天モバイル回線(音声+データ通信30GB)が1年間無料になるというもので、普通に使えば3,278円×12ヶ月分というインパクトのある内容。

12月26日までに100株(91,700円)購入すれば権利を得られることから検討している人も多いのではないだろうか。

ただし株式投資はリスクもつきもの。そこで今回は投資家の懸念すべきことや筆者視点での見通しを述べていきたい。

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現在株価は上昇傾向に

楽天グループの株価は携帯電話事業の赤字によって近年下落を続けてきた。2023年6月には490円の大底を打ち、最高値から3分の1にまで落ち込んだ。

しかし同社の社債償還に見通しが立ち、モバイル回線の加入者が800万を突破すると株価は上昇トレンドに転換。今年は一時1,000円を戻す場面があった。

直近の決算では四半期ベースでの黒字化を達成。モバイル事業の赤字が縮小傾向にあることから、2025年には念願の単月黒字化も視野に入るだろう。

スムーズに黒字化できた場合、筆者個人としては1,500円を戻しつつ長期的に2,000円台もあり得ると考えている。

リスクは黒字化達成までの道のり

いっぽうで懸念すべきリスクは2025年単月黒字化の不達、または社債償還の見通しが悪くなった場合である。

実際、携帯電話事業は800万回線が損益分岐点と言われてきたが、812万回線を達成するも現時点では赤字が続く状態だ。

直近の決算で希望が見えてきただけに、この兆候に水を差す材料が飛び込むと株価は急落するリスクを孕んでいると言えるだろう。

うまくいけばモバイル回線が1年無料になるどころかキャピタルゲインも視野。失敗すれば高い携帯電話料金になるという投資内容なので、自己責任のもとしっかり検討してみたい。

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