円安が止まらない。2025年のドル円は150円台後半でスタートしており、このまま日銀が利上げをしなければ再び160円台になりそうだ。
日本の食料自給率は40%以下と世界的にも乏しく、食料品やエネルギーといった輸入品の値上げはしばらく続きそうだ。このまま指を咥えて待つしかないのだろうか。
今回は少し角度を変えて円安の本質に触れながら、資産の防衛方法についてシェアしたい。
円安から学ぶべきこと
日本にいると円安は「値上げ」というイメージが強いかもしれない。この考えは間違っていないのだが「円そのものの価値が下がっている」とも言い換えられる。
筆者が住んでいたタイ・バンコクのマンションを例に見てみよう。家賃19,000バーツは2021年時点で月66,500円(1バーツ3.5円)。ところが2024年末は1バーツ4.65円まで円安が進行。同じ部屋を借りるのに88,350円も必要になった。
ここで注目すべきことは家賃19,000バーツで3年間変わっていないこと。価格の変動は円の価値下落によるもので、現地通貨では家賃が変わっていない。
つまり相手側の通貨を持っておけば資産の価値下落を防ぐことができるのだ。至極当たり前のことなのだが、この考え方ができると次に繋げることができる。
株・金・為替に分散して防衛する
というのも円の価値が下がるということは、株や金に対しても価値が下がることを意味する。昨年4万円を突破した日経平均も、円の価値が下がっただけという見方もある。
ならば日経平均株価に連動する指数にインデックス投資しておけば円の価値下落は防げるし、同じように金にも投資しておけば手堅いはず。
他にも円を米ドルに両替しておくとか、ロレックスのような高級時計で資産価値を担保する方法もあるだろう。とにかく円預金は座して死を待つだけであり、1万円札の価値は日に日に下落するだけだ。
もし何をするべきか迷っている方は楽天証券口座の開設をお勧めしたい。証券口座は株以外にも米ドルや金の購入が可能。
楽天カードがあれば新NISA枠に自動で積立することもできるので検討してみよう。
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