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日本と海外の2拠点生活ってどうなの?メリット・デメリット【解説】

海外移住・2拠点生活

筆者はリモートワークをしながら東京とバンコクを行き来している。

往復の頻度は1~2ヶ月に1回で、2023年の滞在日数は東京・バンコクがほぼ半々くらい。

日本国内ではなく国境をまたぐ生活はどんな感じなのか。実際に1年半続けて感じたメリット・デメリットをご紹介したい。

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メリット:気候を選んで生活できる

まず1つ目のメリットは快適な気候を選べること。

例えば1~2月の日本は冬本番でとても寒いが、タイはベストシーズン真っ只中。朝晩はエアコン要らずで過ごしやすい。

公園での読書や長時間のウォーキングが気持ちよく、日本より身体への負担が少ないのだ。

そしてタイが夏本番に突入する3月後半、今度は日本がベストシーズに突入する。お花見をしたり新生活応援セールで家電を見に行くのが楽しい季節である。

7~8月はどちらも同じくらい暑いので、その時の状況を考えながら計画を立てることにしている。

このように、身体への負荷が大きい真夏と真冬をうまく避けながら、快適な環境を選べるのがメリットと言えるだろう。

地政学リスクに備えられる

将来の地政学リスクを回避できるのもメリットだ。

例えば中国による台湾侵攻が現実になった場合、日本も巻き込まれると懸念されている。

直接の被害は防げたとしても、物流が滞って物資が不足したり、エネルギー価格が跳ね上がる等の影響があるかもしれない。

また東京で巨大地震が発生して日常生活が難しくなった場合、インフラが安定するまでタイで生活することもできる。

反対にタイで軍事クーデーターが起きれば落ち着くまで帰国する等、日本と海外を行き来することで地政学リスクを軽減できるのだ。

国際色豊かな環境に身を置ける

3つ目のメリットは、語学や国際的な感覚が身につきやすいこと。

タイには欧米人が多く住んでいて英語の環境が身近にある。またタイ語・英語学校の費用が激安。

欧米に比べて物価も安いため、日本から英語留学に来る学生もいる程。国際色豊かな環境で色んな価値観を勉強できるのだ。

タイに関していえばLGBTが社会で普通に活躍していたり、宗教上の理由で肌を露出せずに仕事をしている人も多く見習うべきことも多い。

色んな人種に混ざって生活をしていると「自分らしさ」を考えるようになり、同調圧力を忘れて伸び伸びと暮らすことができる。

旅行の幅が大きく広がる

メリット4つ目は、日本から遠い国でもすぐ行けること。

バンコクからカンボジアは飛行機で1時間。マレーシア・シンガポールは2時間。インド、香港も3時間未満で行けてしまう。

少し離れた国、例えばアラブ首長国連邦ドバイでも6時間。東京発だと12時間かかるため、タイを拠点に色んな国に行きやすくなった。

逆に韓国、カナダ、アメリカ本土(グアム、ハワイ)は日本からが行きやすく、2拠点生活をすることで訪問国を一気に増やしやすい。

2022年にはドバイにも足を伸ばした

ウクライナ問題が終息して飛行機代が安くなったら活発に世界を旅行してみたい。

デメリット:家賃が2倍かかる

デメリットは日本と海外でそれぞれ家賃がかかること。もちろん住む場所にもよるが、タイで5万円、日本で8万円として月13万円。

1~2ヶ月誰も住まないのに家賃を払うため、実家に滞在できる状態が望ましくなる。

Airbnbで短期契約もできるが、年契約に比べるとかなり割高。さらに年間の飛行機代も合わせると凄まじい金額。

タイではプール・ジム付きの物件が月7万円台

筆者は個人事業主なので税理士と相談しながら経費に計上しているが、会社員でリモートワークをする場合は負担が大きくなりそうだ。

どの国で納税するのか

もう1つは日本とタイのどちらで納税するか注意すること。

タイ居住者になれば住民税なし、年金支払い義務なし、仮想通貨税なし、所得税最大35%等、日本と比べて税金が破格。

しかし2拠点生活でも税務署から「日本に住んでいる」と判断されれば日本での納税義務が発生する。

具体的には「日本に活動拠点がある」「奥さんや子供が日本にいる」「日本に住民票がある」「年間180日以上日本にいる」といった基準だ。

筆者は今のところ日本に納税しているが、もし今後タイで納税したければ日本の拠点を無くしたり、滞在日数を大幅に減らす必要がある。

この辺りは自分の判断で決めるのが難しく、明確な基準もないので税理士等に相談する必要がでてくるだろう。

価値観が大きく変わる

というわけで、税金面と家賃・交通費に気をつければ2拠点生活は快適そのもの。

最初は完全移住を考えていた筆者だが、やはり腐っても日本人。どうしても日本食が恋しくなったり、暑すぎる気候が苦手だったりする。

過ごしやすい時期を選んで行き来すれば心身への負担が少なく、両国のいいとこどりが可能。

ビザさえ取得できれば難しいことはないので、興味ある方はぜひ挑戦してみよう。

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